一生オンナでいいじゃない
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冷却


       「しばらく冷却期間設けた方がいいと思う」


             私の口からそんな言葉が出るなんて


もぅ何回目になるんだろう

彼の胸の奥に潜むナーバスな部分が
またジワリジワリと滲み出て
私は精神的に苦しくなっていた



どうする事も出来ない現実と
どうにかしたい気持ちが
上手くコントロールできずに
こうして 2人の間に重い空気が流れる



「きっと2人に何かあったとするなら
          多分これが致命傷になるだろうな」



私はただ何となくだけど そう感じていた

恋愛と言うものはそう言うものだ
相手の欠点や弱点は歯車が上手く噛み合っている間は
見えないし見えたとしても差ほど気にもしないものだ

しかし 少しずつ歯車が狂いだすと
その部分が更に歯車を狂わし加速する


深夜まで続くメールのやり取り
自分の思いを文字に置き換えて伝える難しさを痛感する

そして 


「しばらく冷却期間を置いた方がいいと思う」


私は彼に提案した
一度狂いだした歯車を修正させるには
一旦止めるしかない


その提案に彼が即賛成する筈もなく
そうなるであろう事も承知の上だった



しかしこう言う大事な事を
メールや電話で済ませるのは良くない


翌日 私は彼と逢った
深夜まで続いたメールのやり取り
そしてその後も眠れずに朝を迎え
鏡の中の私はすっかり疲れ果てていた


彼の車に乗り込むも
いつもの「おはよう」のキスもハグもなく
ただただ沈黙が流れるだけだった


少しずつ言葉が交わされ
気持ちを伝え合う事に
お互いの求めるもの 伝えたい事 感じてる事が解りだす




      「僕はもっと見て欲しかった」




彼のその一言が私の胸をえぐった



もっと見て欲しかった?
もっと?見て欲しかった?


頭の中で何度も繰り返される言葉




    もっと・・・・見て・・・欲しかった




1日24時間365日
頭の中には常に彼が居て
想い続けてるのに
彼には伝わっていなかった?



そして 彼の主張

楽しい事ばかりみるのではなく
苦しい事も辛い事も一緒に出していきたかった


それは私もそう思っている
しかしその「出し方」に問題があるようだ


私は彼と逢える時だけは楽しく笑って居たいと思う
もちろんその背景には寂しさもあれば辛さもある
だけど「どうしようもない現実」の中で
それを言葉にしても彼は喜ぶとは思えず
自分なりに言い聞かせ 自分なりに処理してきた

しかし彼は違う
寂しい時は寂しいと言いたい
辛いときは辛いと言いたい
そして 私にもそう言って欲しかった  と




しかし どうする事も出来ない現実の中で
寂しいと訴えた所で
状況が好転するなら何度だって寂しいと言いたい

しかし 何も変わらないまま
寂しさが倍増するのは  もっと辛くなるだけ



「それでも言って欲しかった」と言う彼に
私は
「言えなかった」と答えた


「自分が寂しくても どうする事も出来ない中で
    「寂しい」って言われる辛さが分るから・・・
           だから私は言えなかったんだよ」と

「私は寂しいとか辛い気持ちがあったとしても
  気分を切り替えながら乗り切って
     あなたと一緒に過ごせる時間だけは
        楽しく笑って過ごして居たいと思っているの」
 
「もしあなたがそれでも
  「寂しい」と言う気持ちを出し合いたいと言うなら
                私は 辛くてたまらない」


そう言った途端 彼は涙を流し嗚咽した
静かな涙は 何度か流した彼
しかし ここまで嗚咽したのは初めてだった



しばらく 彼の嗚咽だけが 時を刻んだ



そして どれくらい経っただろう


   「杏子が辛いと言うなら
         僕がガマンするから・・・」




           ガマンする



私が求めるモノではなかった



彼が我慢したとしても
きっと またこの我慢が苦痛になるはず
彼が私を辛くさせたくないと願うように
私も彼を辛くさせたくはない


いつまでだっても堂々巡り


そして 



    「しばらく冷却期間設けた方がいいと思う」



いままで繰り返して来た原因がハッキリした




          微妙な恋愛感の食い違い



恋愛感と言うものは
その人だけが持つ感覚
周りが修正できるような簡単なものではない

この食い違いが歯車を少しずつ狂わせ
時にこうして2人の間に大きな影となって現れたんだ


私の発した言葉に彼はさらに嗚咽した


「ホンマに杏子が好きなんや・・・
        我・・慢・・・するから・・・離れたく・・・」



彼の異変に気付いたのはこの時だった
尋常じゃない息遣いに私はもしやと思った





            過呼吸?




そう思う間もなく

「・・・苦しい・・・・死にそう・・・・」



やっぱりそうだ
彼は過呼吸に陥っている

慌てて私は車内を見渡しビニール袋を探した
しかし 彼の車は今修理中で
今乗っている車は代車だった

ビニールが見当たらない
どうしよう
彼の様子が見る見る悪化していく中
私は 車の中をひっくり返し続けた

トランクにあった彼の仕事用のカバンの中から
ビニールに包まれた一冊の本を見つけた
JAFだか何だかハッキリ覚えてないけど
何かの会報みたいな雑誌に纏わり付いている袋を
上部だけ指でそっと破いて本を抜き取り
そのまま彼の鼻と口を覆うようにして宛がった


かなりパニくってる中でも
私に「ごめんな・・・ごめん」と
言い続ける彼

「いいから・・・分ったから・・・」

私は彼にそう言うのが精一杯で
どうしたらいいのか自問自答し続けた


正直 過呼吸になった時の対処法なんて知らない
ただ テレビで見た事のあるシーンを
そのままマネるしか出来ない自分に腹が立った


どうしよう・・・・どうしよう・・・
間違ってたらどうしよう・・・・



苦しさのあまり
身を捩ってるのかと思っていた彼の身体
しかし触れてみて初めて気付く
まるで石のように身体が硬直している






         どうしよう・・・・こわい



私の処置が間違っているのか?
それとも 過呼吸ではなく
もっと大変な事態に陥っているのか?


周りに誰か居るなら
助けを求める事も出来るのに
こう言う時に限って周りに人影はなく
私と過呼吸で苦しみ続ける彼の二人きりだ




「大丈夫だからね・・・ゆっくり息しててね」



心の焦りとは裏腹に
私は冷静さを装う事に集中した


大丈夫・・大丈夫
自分にも言い聞かせ続ける



そして どれぐらい経っただろう
荒かった彼の呼吸も
少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるようだった


しかし身体は相変わらず固くなったままで
彼も朦朧としている
もしかして 酸素が脳に行かなくなって麻痺した?



不安に駆られながらも
私は固く麻痺した彼の腕をずっと摩り続けた



この硬直が治まったは
呼吸が落ち着いてからだいぶ後になってからだった


少しずつ緊張が解れていく様が
私の掌を通じて感じられる



          よかった



私は安堵と共に後悔が襲った


私があんな事を言ったばかりに
彼に大きな不安とストレスを与えてしまい
コントロール出来なくさせてしまったんだ


彼の繊細な部分が
こんな形で証明されるとは



「杏子・・・ごめん・・・

        ごめんな・・・・もぅ大丈夫だから」



そう言う彼
しかし まだロレツが回らない感じだった


「大丈夫。傍に居るから」

「ごめんな・・・ごめん
    今日は 無理に呼び出して こんな事になって・・・
              今日は 来てくれてありがとう」



車から降りるよう促すような口ぶりに
私は戸惑った

これ以上醜態を見られたくないと言う意思表示なんだろうか?
本当に降りて大丈夫なんだろうか?


しばらく動けずにいたものの
「大丈夫だから・・・ありがとう」と言う
彼の言葉に押されて
結局私は車を降りることとなった


まだ虚ろな彼に寄り添い
キスをして 抱締め
「ごめんね・・・ごめんね・・・
         ワガママ言ってごめんね・・・」

そう言って私は後ろ髪を引かれる思いで車を降りた




    何か悪い事をして喧嘩するのは平気だけど
 
       こうして毎回精神的に参るようなのはもぅ嫌




私は彼にそう言った

そう言った私が
彼をあそこまで追い詰めてしまった事実は
拭い去る事は出来ない

詫びても詫びきれない気持ちだった





     しかし  現在 冷却期間は決行されている






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Thema:*不倫 de 純愛* - genre:恋愛

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